石油輸出国機構(OPEC)は28日、加盟14カ国が、原油生産量を日量3,250~3,300万バレルのレンジまで削減することで合意したと発表した。アルジェリアの首都アルジェで開催した非公式会合で採択した。OPECが減産で合意するのは8年ぶりとなる。

 一方、海外原油市場では同日、OPEC減産の決定を受けた買いが集中した。ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油相場(当限)の清算値は前日比2.38ドル(5.3%)高の1バレルあたり47.05ドル。インターコンチネンタル取引所(ICE)の北海ブレント原油相場(当限)は同2.72ドル(5.9%)高の1バレルあたり48.69ドル。いずれも今年4月以来の大幅高となった。