イランのロウハニ大統領と、インドのモディ首相は2月17日、イランのスィースターン・バルーチェスターン州にあるチャーバハール港の一部を、インドが管理・運用する権利を認可することに合意した。同日付のサイト『VOAニュース』などによると、期間は18カ月間に及ぶという。インドは、中央アジア諸国とのビジネス構築でチャーバハール港を利用する計画のようだ。
サイト『IRNA』(2月17日付)によると、イラン南西部の西カールーン鉱区の原油生産量について、イラン国営石油会社(NIOC)の子会社であるペトロリアム・エンジニアリング・ディペロップメントカンパニー(PEDEC)の幹部が、現行の日量30万バレルから3月21日までに同35万バレルに増やす意向であることを示したという。西カールーン鉱区では、イラン石油省がすでに南アザデガン、北アザデガン、ヤダバラン、南ヤラン、北ヤラン各油田の開発を発表済みだ。
このほか、イラン石油省傘下の通信社『シャーナ』は2月14日、同国南部のバンダレ・アッバス(ホルモズガーン州)にあるペルシャン・ガルフ・スター製油所のフェーズ2で、EURO-5のガソリン製造(日量800万リットル)を開始したと発表した。フェーズ3まで含めると、コンデンセートの処理能力が日量36万バレルになる予定としている。
ところで、2月14日付のサイト『テヘラン・タイムズ』は、2017年3月21日(イラン暦の年初)から18年1月20日までの8カ月間に、イランの石油化学品の輸出量が約1,860万トン、輸出額が96億9,000万ドル、生産量が約4,420万トンになったと報じた。