米シェール企業が発行した社債償還期日が2022年に集中している。リム総研が調べた19社の発行済み社債の合計金額は、2018~2020年期日が20億ドル前後であるのに対して、2021年ごろから増加し2022年期日は112億7,600万ドル(1兆2,300億円)へ急増する。

企業別ではWPXエナジーの11億ドル、マラソン・オイルの10.35億ドル、チェサピーク・エナジーの18.68億ドル、コンチネンタル・リソーシーズの20億ドルなどの償還が目立つ。この傾向がシェール業界全体の動向を示唆するものと考えれば、巨額なものとなる。しかも、社債発行にかかった金利は4~7%と比較的高く、長期的に見ると償還に窮する企業が出てくる可能性がある。

また、現時点でシェール企業の将来生産に対するヘッジは2019年までが主流であることも含めて、業界が抱える課題を「2022年問題」として取り上げる

この記事の続きを読みたい場合は、リム総研のホームページから会員登録をして下さい。