インドでは最近、国営石油会社(IOC)などの石油精製大手が、米国産原油の輸入にシフトしている。旺盛な国内需要を賄う目的のほか、アジアから欧州に及ぶ広大な地域にかけて、経済的な勢力拡大を図ろうとする中国を牽制するため、エネルギー安全保障面で米国との結び付きを強化する狙いがあるとされる。今後、インドは原油調達で米国への依存度がさらに高まるとの指摘もある。

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