ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)原油市場の未決済建玉数が増加の一途を辿っている。これまで原油価格そのものとの関連性の深さについて考察してきたが、建玉数の増減も米ドルインデックスや米長期金利の上昇などと歩調を合わせて増加していることに注目する。ここ数カ月、ドル市況や長期金利が伸び悩んでいるが、まもなく反転基調を強めると予想する。2016年は英国の欧州連合(EU)からの離脱(Brexit)やトランプ氏の大統領選での勝利など、事前予想を覆すイベントがあった。Brexit直後の建玉数にはファンド筋の買い持ちポジションの手仕舞い売りに押されたものの、8月から徐々に増加し始め、トランプ氏の米大統領選での当選直後からは急増となっている。(イラストはイメージ)

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