伊藤忠商事は22日、同社が参画する世界最大級のサルーラ地熱事業でこのほど、第1号機の商業運転を開始したと発表した。このプロジェクトは、伊藤忠が国際石油開発帝石(INPEX)や九州電力などと出資する事業会社(サルーラオペレーションズ)を通じて地熱開発を行うもので、インドネシア北スマトラ州サルーラ地区にインドネシア国営石油会社(プルタミナ)の子会社PGEが保有する地熱鉱区を開発し、出力320.8メガワット(MW)の地熱発電所を建設する。インドネシア国営電力会社(PLN)に30年間にわたり売電する。第1号機の出力は約105.9MWに相当し、引き続き、2017年に第2号機、2018年に第3号機の商業運転開始に向けて建設工事を継続していくとしている。(写真は伊藤忠商事のニュースリリースから引用)