三井物産は26日、欧州三井物産と折半出資するMITラファン・リファイナリーを通じて1.0%の株式を保有するラファン・リファイナリー2が、カタールのラス・ラファン工業団地で2014年4月に着工したラファン製油所第2系列を完成し、生産を開始したと発表した。ラファン2には、三井物産のほか、丸紅と出光興産、コスモエネルギーホールディングスの日本勢などが出資している。
第2系列は、2009年から操業を開始したラファン製油所第1系列(処理量:日量14万6,000バレル)に隣接し、日量14万6,000バレルのコンデンセートを処理する。軽油深度脱硫装置を新設し、生産された低硫黄軽油はカタール国内向けに販売され、同国で使用される軽油の環境負荷の軽減に寄与するとしている。(写真はラファン製油所第2系列、三井物産のニュース・リリースから引用)