電力スポット価格が上昇に転じている。リム情報開発が発表した電力スポット価格であるRIM INDEX 24時間取引(東西平均)は、12月19日受渡しが10.20円kWh(キロワット時)/円、12月20日受渡しが10.22円/kWhまで上昇している。電力スポット価格であるRIM INDEXは日々の値動きが激しいため、価格の10日移動平均をとり変動を滑らかにしてみると、その上昇傾向は明らかだ。長期的にみても、12月20日までの暫定的な月間平均価格は9.36円/kWhで、8月の月間平均高値である9.25円/kWhを超えてきた。四国電力・伊方原子力発電所(3号機)や、九州電力・川内原発1号機などが運転を再開する一方、火力発電プラントのトラブルによる運転停止が散見されることや、冬場の需要期入りが市況を押し上げている側面もある。

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