9月末の石油輸出国機構(OPEC)臨時総会で、加盟14カ国は原油減産で合意した。市場では8年ぶりの「減産合意」が好感され、原油相場が上昇基調に転じた。一方、原油減産の合意が「序章に過ぎない」(国内の石油トレーダー)との指摘もある。市場関係者の関心はいまや、11月30日に開催されるOPEC定例総会で国別減産枠を決め切れるのか、それを順守できるのかといったテーマに移った。「原油減産」合意の成否はこれからが正念場で、盟主サウジアラビアの指導力・調整力が試される。(写真はOPECのロゴマーク)

この記事の続きを読みたい場合は、リム総研のホームページから会員登録をして下さい。