福島ガス発電(FGP)は11日、本日開催した株主総会で福島県・相馬港における天然ガス火力発電事業の事業化決定と、FGP設立時の株主である石油資源開発(JAPEX)と三井物産に加え、大阪ガス、三菱ガス化学、北海道電力の3社が新たにFGPに出資し、事業パートナーとして本事業に参画することを決議したと発表した。(写真は完成イメージ鳥瞰図、FGPのニュース・リリースから引用)

この発電所は、天然ガスを燃料とする59万キロワット(kW)のコンバインドサイクル方式発電設備2基で構成されるという。隣接するJAPEX相馬液化天然ガス(LNG)基地(建設中、2018年3月操業開始予定)敷地内に、新たな23万キロリットル(kl)級地上式LNG貯蔵タンク1基とLNG気化装置の建設を計画中で、その建設管理と運用、LNGの気化と天然ガスの供給をJAPEXに委託する。今後は、環境アセスメントのプロセスを進めるとともに、2020年春の商業運転開始を目指す。