OPEC(石油輸出国機構)はアルジェリアの首都アルジェで9月28日に非公式会合を開催する。4月のドーハ会合では非OPEC諸国を含めた増産凍結、6月のOPEC総会ではOPEC加盟国内での減産合意に失敗したのは記憶に新しい。その後、原油価格は40~50ドル/バレルのレンジ内での動きに留まっている。リム総研では、市場の内部要因からニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)市場を考察した結果、オプション市場で仕掛け的な動きがみられるが、アルジェ会合で増産凍結などの原油市場にとってポジティブな内容の決定がなされても40~50ドル/バレルのレンジを突破するだけのインパクトはないと分析した。一時的な上昇も、シェール業者などの生産者の絶好の売りヘッジの場になるとみる。

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