出光興産は20日、子会社の出光スノーレ石油開発がノルウェー現地法人の出光ペトロリアムノルゲ(IPN)を通じ、30%の権益を保有する探鉱鉱区PL636の「カラ」構造で試掘した結果、原油・天然ガスの集積を発見したと発表した。

試掘に成功したカラ構造はノルウェー領北海に位置し、離岸距離は約35キロメートル、水深は349メートル。探鉱鉱区PL636は2012年の公開入札で取得し、今回の試掘井は同鉱区内で掘削された初めての坑井となる。厚さ50メートルの天然ガスと約60メートルの原油の集積を確認した。今後、詳細な評価・検討を実施する予定で、推定可採埋蔵量は原油換算で2,700~6,900万バレルという。