水平掘削済みだが、水圧破砕(フラクチャリング)を実施していないシェールオイル油井をDUC(Drilled but uncompleted)と呼ぶが、米石油業界ではこれまで、その数が数千に も及ぶとされ、実態はベールに包まれていた。ところが、米エネルギー情報局(EIA)は9月12日、主要な7つのシェール生産地域のDUC油井数(推定値)を初めて公表。その結果、5,031油井(8月時点)があると判明した(グラフ1)。DUC油井数を把握することは、石油上流部門の動向を探る上で有益とされる。EIAの発表数字を拠り所に、リム総研が今般、米シェールオイルの生産動向を独自分析したところ「減少傾向が続く」との結論を得た。(写真はイメージ)

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