豊田通商は18日、水素と酸素で発電する燃料電池において世界有数の開発・製造会社であるバラード・パワー・システム(本社:カナダ・バンクーバー)と日本国内市場での販売契約を締結したと発表した。
バラードは燃料電池の開発・製造における世界的な企業で、高い技術を有する。自動車向けに限らず、自動車以外の駆動用やバックアップ用など幅広い用途の製品を有し、特に1キロワット(kw)~100kwの中小型燃料電池の技術力を強みとしているという。
今回の締結によって、豊田通商は携帯電話用基地局の非常用電源として使用される定置用燃料電池販売を行うとともに、運輸分野(バス、トラックなどの商用車や鉄道、船舶など)での新たな活用に向けた開発・販売を推進していく予定だ。