日産自動車は14日、バイオエタノールから発電した電気で走行する新しい燃料電池システム「e-Bio Fuel-Cell」の技術を発表した。「e-Bio Fuel-Cell」は、エタノールの他にも天然ガスなどの多様な燃料と酸素との反応を利用して、高効率に発電する固体酸化物形燃料電池(SOFC)を発電装置としたシステムで、今回が自動車の動力源として世界で初めて車両に搭載する試みとなる。(発電・駆動の仕組み図は日産自動車のHPから引用)
「e-Bio Fuel-Cell」は、車両のタンクに補給されたバイオエタノール(100%エタノールまたはエタノール混合水)から、SOFCによって発電した電力を車載バッテリーに供給し、モーターで駆動する仕組み。SOFCは、高い発電効率を有し、ガソリン車並みの航続距離(600キロメートル以上)の実現が可能になるという。