石油輸出国機構(OPEC)の定例総会は6月2日、原油生産枠の新たな設定を決めることなく終わった。もともと、市場関係者の間では、今回のOPEC総会で生産枠に関して合意が形成されるとの見方はきわめて少なかった。原油先物市場の反応も、WTI原油の期近限月が49ドル台/バレル、北海ブレント原油の期近限月が50ドル台/バレルと底堅く推移している状況だ。ただ、オプション市場で買う権利であるプットの建玉の増加ペースが止まらない・・・。

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