中部電力は27日、日本工営と共同で、国際協力機構(JICA)から「ミャンマー国送配電系統技術能力向上プロジェクト(第1フェーズ)」業務を受託したと発表した。
ミャンマーでは、送配電設備の容量不足や老朽化により故障が多発するなど、電力供給が不安定な状況にあるため、送配電設備の整備・増強を早急に進める必要がある。また、公衆感電事故や作業災害を防ぐために、送配電分野における施工技術・安全技術の向上が、喫緊の課題という。
ミャンマーの電力・エネルギー省は、送配電線や変電所などの電力インフラ整備、電力供給の信頼性の向上のために、送配電技術者の能力を強化する方針とされる。