先進7カ国(G7=日、米、英、独、仏、伊、加)の首脳らが参加して行われた主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)が27日、閉幕した。G7は伊勢志摩首脳宣言を発表した。このうち、エネルギー分野に盛り込まれた宣言(骨子)は以下のとおり。外務省が同日、発表した。 (写真=外務省HPから。内閣広報室が提供)
エネルギー分野
「パリ協定の実施のためにエネルギー・システムが担わなければならない役割の重要性を認識しつつ,世界経済の非炭素化を可能にするエネルギー・システムへの転換に向けた取り組みを加速することを決意し,温室効果ガスの削減をともなう経済成長を確保するため,エネルギー技術におけるイノベーションの支援並びにクリーンなエネルギー及びエネルギー効率の奨励にさらに投資することにコミットする」
「また,現在のエネルギー価格水準によって増大する不確実性に直面し,エネルギー投資,特に質の高いエネルギー・インフラ及び上流開発における投資の促進において,主導的役割を果たすことにコミットする」
なお、次回(2017年)のG7サミットは、イタリア南部のシチリア島で開催される予定。