本田技研工業は11日、独自に開発した高圧水電解システムを採用したパッケージ型「スマート水素ステーション(SHS)」を、同社の東京・青山本社ビルに都内の商業地域として初めて設置し、同日付で稼働を開始したと発表した。(写真はSHS。本田技研のニュースリリースから引用)
SHSは、圧縮機を使用せずに水素を24時間で最大1.5キログラム製造することができ、製造した水素は約19キログラム貯蔵できるという。また、主要機器を7平方メートル程度に収まるサイズでユニット化することで、工場出荷後から短期間で設置でき、小規模な水素ステーションとして活用できるとしている。本社ビルに設置したSHSは、まずは自社が保有する燃料電池自動車(FCV)への水素充填に活用する。