東芝は21日、昨年11月に横浜市港湾局の横浜港流通センター向けに受注した自立型水素エネルギー供給システム「H2One」(=写真、東芝のニュース・リリース)の納入を終え、運転を開始したと発表した。「H2One」は、水素を活用して電力を安定的に供給できる自立型水素エネルギー供給システム。

災害時にライフラインが寸断された場合でも、平常時にタンクに貯めておいた水素を燃料電池で発電し、情報収集などに必要な72時間分の電力を防災センターに供給することができるという。平常時には、事務所棟内の電力として利用され、電力のピークシフトやピークカットにも貢献できるとしている。