豊田通商は21日、2016年3月期決算で、連結最終損益が440億円の赤字(前の期は675億円の黒字)になるとの見通しを発表した。資源価格の低迷を受けて、海外で展開していたガス事業の減損が響いた。豪州クイーンズランド州炭層メタンガス開発・供給プロジェクトなど、豪州ガス事業では、ガス市況及び今後の需給動向を踏まえ、約370億円の特別損失を計上する予定とした。また、カナダでのガス開発・生産事業で約80億円の特損を計上するという。