東邦ガスは19日、港明用地再開発の一環として昨年8月からみなとアクルス(愛知県名古屋市港区)内で建設を進めていた「みなとアクルス エコ・ステーション」が竣工したと発表した。2016年5月上旬から本格的に運用を開始する予定だ。(イラストは東邦ガスのHPから。「みなとアクルス エコ・ステーション」の完成図)

このステーションは、東邦ガスとして3カ所目となる、市販の燃料電池自動車への充填が可能な商用水素ステーションと、大型トラックへの充填にも適した大流量対応の天然ガススタンド、地域のタクシーの充填拠点となるエルピーガススタンドを併設しているという。天然ガスやエルピーガスのスタンドと同時・同敷地に水素ステーションを新設する事例は日本初となる。 

水素ステーション(エコ・ステーション内)の仕様  

所在地 愛知県名古屋市港区金川町101 (再開発に伴い住所変更可能性あり)
敷地面積 約5,000m2(エコ・ステーション全体)
水素供給方式 オフサイト方式
供給能力 300Nm3/h(約30kg/h)
充填圧力 70MPa(約700気圧)
充填時間 3分間程度/台
主要構成機器 圧縮機、蓄圧器、 冷凍機、ディスペンサ