騰勢を強めていた原油相場に一服感が出ている。ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)のWTI原油は5月21日に72.24ドル/バレル(期近限月の終値)まで上昇したが、6月6日には64.73ドル/バレルまで反落した。米国が5月8日、イラン核合意から離脱するとの発表を受け、上昇が加速していたが、サウジアラビアとロシアが25日、増産を示唆したことから一転して反落、その後はもみあい局面を迎えている。しかし、下記のような市場の内部要因と金融市場との関係から60ドル台前半まで下押す可能性が強まっているのではないだろうか。
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