中国石油化工(SINOPEC)は、2023年までに天然ガスやシェールガスを50%増産する計画を明らかにした。4月3日付のサイト『チャイナ・デイリー』などによると、天然ガス自動車(NGV)用のステーションを1,000カ所設置することに加え、全長1万キロメートルにわたるパイプラインの整備、天然ガスの供給能力を年間ベースで600億立方メートルに拡張、液化天然ガス(LNG)受け入れ能力を年間約2,600万トンにすることなどを計画しているという。

一方、シノケム・エナジー・テクノロジーは、ブロックチェーン(分散型ネットワーク)を用いたガソリン輸出に成功したという。4月2日付の『ロイター通信』などによると、中国の泉州市からシンガポールへのガソリン輸出を試験的に終えたとしている。シノケムは、すべての工程でブロックチェーンを使用した初のケースとしている。

中国の珠江石油&天然ガス鋼管(PCK)は4月3日、サウジアラビアに設立した合弁企業(JV)が、国営サウジアラムコにパイプライン用鋼管を1年間供給することに合意したと発表した。

シカゴ・ブリッジ&アイアン(CB&I)は4月3日、中国海洋石油(CNOOC)寧波石油化学からポリプロピレン(PP)製造プラントのライセンシング・設計役務を受注したと発表した。ポリプロピレンの製造能力は年間30万トンで、浙江省寧波に建設する予定。他方、CNOOC本体は3月29日、2017年の業績で、純利益が前年の6億3,700万元から246億8,000万元(約39億ドル)に増加したと発表した。原油・天然ガス生産量は前年比1.4%減の4億7,000万バレル(原油換算)となった。

このほか、中国の新エネルギー自動車(NEV)メーカーである奇点汽車は4月1日、江蘇省蘇州市のNEV製造拠点に5年間で150億元(約24億ドル)を投資し、研究開発センターを設立すると発表した。自動運転などの開発に注力するという。