米国製油所の原油処理量が増加している。3月第4週は日量1,646万9,000バレル(4週平均)に達し、過去5年平均の1,528万600バレルを118万8,400バレル上回り、石油製品需要の好調さがうかがえる。一方、中国の原油生産と輸入を合わせた数量の増加ペースも際立っている。中国海関統計によると、2月の同数量は日量1,253万3,000バレルとなって、1月の水準からは落ち込んでいるものの、長期トレンドは上向きとなっている。米中の2国で世界の名目GDPの4割を占めるとされ、両国の石油需要が堅調であれば、それは両国の経済が順調である事を示唆していることになる。
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