エクアドル国営のペトロアマゾナスが、同国の石油・天然ガス5鉱区(オソ、アミスタッドなど)の入札を開始した、3月14日付のサイト『UPI』などが伝えた。それによると、投資額は約7億5,000万ドル、契約期間は10年間としている。(国旗はブラジル)

米エネルギー情報局(EIA)は3月14日、2015~2017年に、米国のメキシコへのエネルギー輸出額が、メキシコからの輸入額を上回ったと発表した。メキシコが米国に原油を輸出し、米国は石油製品をメキシコに輸出していたが、EIAは、米国が原油の輸入を大幅に減らしたことが影響したと分析している。17年の米国のエネルギー関連の輸出額は258億ドルで、メキシコからの輸入額は111億ドルだった。

メキシコ国営ペメックスのトレビノ最高経営責任者(CEO)は、新たな陸上・海洋鉱区の探査・開発権の入札を近く実施するとの意向を示した。3月初旬に開催された国際シンポジウムで明らかにした。

他方、EIAは3月13日、ベネズエラで過去2年間、原油の減産幅が拡大していると発表した。2016年1月の原油生産量は日量230万バレルだったが、18年1月は同160万バレルとなった。石油掘削装置(リグ)数は、16年第1四半期の70基から17年第4四半期に43基となった。EIAは、大幅な減産に至った要因として、原油価格の下落に加え、石油産業政策の行き詰まりを挙げている。

3月6日付のサイト『ジャマイカ・インフォメーション・サービス』などによると、ジャマイカとメキシコは、エネルギー分野での協力関係を強化することに合意したという。これまで、ベネズエラがカリブ海諸国向けに原油を供給していたが、ベエズエラの経済危機を受け、カリブ海諸国がメキシコとの関係を重視したとみられている。

ブラジル国営ペトロブラスの2017年の業績で、純損失が4億4,600万ブラジルレアル(1億3,970億ドル)となり、16年の148億ブラジルレアルから大幅に改善した。同社をめぐる贈収賄事件の集団訴訟の解決に112億ブラジルレアルを支払ったものの、業績は上向いているという。