米商品先物取引委員会(CFTC)が13日に発表した建玉報告で、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)やインターコンチネンタル取引所(ICE)の原油先物市場における大口投機玉の買い越しが史上最高水準を更新していることが分かった。一方、オプション市場ではプット/コールレシオ(プットの建玉数÷コール建玉数で算出)が上昇基調を強めていることから、価格下落への備えが構築されている。30日の石油輸出国機構(OPEC)総会で市場の期待を超えた結果(減産幅の拡大など)が打ち出されなければ、原油価格が急落する可能性が出てきた。
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