米シェール企業の新規投資は原油価格の上昇を受けて増加傾向となっているが、その慎重さが目立つ。米シェール企業31社の2017年第1四半期の新規投資は113億4,800万ドル(前年対比で34.3%増、前四半期比で30.3%増)に拡大したものの、期初に各社が経営計画(アウトルック)の中で目論んでいた前年の50%増という野心的な投資計画からは見劣りする。ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)の第1四半期の平均価格(期近限月)は51.78ドル/バレルへ、2015年第2四半期以来の50ドルの大台乗せとなり、多くの企業が増収を確保し、当期損益も一転して黒字となったが、4月下旬からの原油価格の急落で、多くの企業が、強気な経営姿勢を取り戻したと判断するのは早計ではないだろうか(写真はイメージ)
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