日揮(JGC)は1日、海外法人のJGCインドネシアが、PT.ENCONA INTI NDUSTRI社と共同で、同国のPT MEDCO E&P MALAKA(MEDCO)社が北スマトラのアチェ州で計画するガス処理プラント建設プロジェクトにかかわる設計、機材調達、建設工事(EPC)役務を受注したと発表した。受注金額は約270億円。納期は2018年度第1四半期を予定する。
このプロジェクトは、インドネシアのアチェ州で、MEDCO社などが保有するBlock A鉱区から産出される天然ガス(日量9,000万立方フィート)を処理し、燃料用ガス、コンデンセート、固形硫黄を生産する設備を建設するもの。ここのプラントにて処理されたガスは、主にアチェ州において国営電力会社が計画するガス火力発電所と国営肥料会社で使用される予定だ。
日揮は、1970年代に同業他社に先駆けてインドネシアにEPCグループ会社として旧PT. PERTAFENIKKI Engineering(現JGCインドネシア)を設立し、40年以上にわたり同国での実績を積み重ねてきた。