中部電力は9日、新奥泉水力発電所(静岡県静岡市)の新設工事に着手したと発表した。同社が所有する奥泉ダムの直下に建設する。ダムの落差と河川環境を維持するための放流水を有効利用した維持流量型の発電所という。最大出力は290kW(キロワット)で、想定する年間発電量は約110万kWh(キロワット時)で、一般家庭約350世帯分の年間使用電力量に相当する。2018年3月の運転開始を予定している。