東京電力および中部電力の燃料調達部門が統合して設立されたJERAが1月6日、日本で初となるシェールガス由来の液化天然ガス(LNG)を受け入れた。荷揚げされたのは、日本海側の、中部電が運営する上越ターミナル。このLNGは、12月6日に米ルイジアナ州サビンパス液化基地を出港後、パナマ運河を通過し、1カ月の航海を経て日本に持ち込まれた。サビンパス基地は2016年2月に稼働を開始していたが、11カ月後にようやく日本でシェール由来のLNGが荷揚げされたことになる。日本への輸出に時間を要した一員としては、米国産LNGはパナマ運河の通航料も含めて運賃が嵩むことがある。ただアジア太平洋市場で突発的に供給が引き締まった際、その生産量の規模の大きさゆえ、緊急時の代替としての役割を果たしそうだ。(イラストはイメージ)
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