丸紅は20日、欧州化学品製造大手Solvayグループ傘下のSolvay Energy Services(SES)と共同で、Solvayがイタリアのロジニャーノソルベイ市に保有するソーダ灰・重曹工場向けに、熱電併給事業を行う長期契約を締結したと発表した。両社は新会社を設立し、工場内の既存設備を買収、一部機器を更新した上で保守・運営を行う。出資額は公表していないが、出資比率は丸紅が3分の2、SESが3分の1という。また、伊大手ガスタービン発電機製造会社であるAnsaldo Energiaが、新会社の優先株を引き受ける。丸紅は2013年9月以降、Solvayが保有するフランスとイタリアの4工場向けに熱電併給事業を実施済みで、今回が5件目の案件となる。