東レは5日、製糖工場で発生する余剰バガスを原料として、各種バイオ化学品生産の共通原料となるセルロース糖を製造する技術実証を行うため、三井製糖との合弁会社をタイに設立することを決定したと発表した。

今回の技術実証は、東レが保有する水処理分離膜技術とバイオ技術を融合した「膜利用バイオプロセス」の研究・技術開発の一環。実証プラントの設備能力は、バガス15トン/日(乾燥重量)で、粉砕・前処理、酵素糖化、膜分離工程を経て、約4.2トン/日のセルロース糖を製造するとしている。