三菱商事は16日、ロシアのガスプロムとの間で戦略的協業に関する覚書を締結したと発表した。三菱商事は、ガスプロムが2007年に液化天然ガス(LNG)プロジェクト「サハリン2」に事業パートナーとして参加して以来、第1・2系列の立ち上げから安定操業・安定供給に向け、プロジェクトを運営してきた。現在、サハリン2で生産されるLNGの約7割が日本に出荷され、日本のLNG輸入量の約1割を占めている。三菱商事はまた、ガスプロムと他の株主とともに、サハリン2プロジェクト第3系列拡張に向けた検討も開始しているという。今回の覚書締結は、エネルギー事業分野での協業に留まらず、資機材調達など幅広い分野が対象になるという。(写真はイメージ)