ウクライナ危機から2年半以上が経過したが、ロシアと欧米との対立は解消に向かう気配はない。この余波を受け、中・東欧諸国がエネルギー調達でロシア依存を減らす動きをみせる中、サウジアラビアやイランなど中東勢が、同諸国への輸出攻勢をかけている。中東勢による原油の販路拡大は、中・東欧市場を伝統的に占有してきたロシアには少なからず脅威となるはずだが、エネルギー関係者の間では、ロシアの優位性は揺るがないとの見方が支配的だ。(写真はイメージ)
この記事の続きを読みたい場合は、リム総研のホームページから会員登録をして下さい。