商船三井は30日、同社が運航するメタノール船“MANCHAC SUN(マンチャック・ サン)”がこのほど、南日本造船(大分県臼杵市)で竣工したと発表した。(写真はマンチャック・サン。商船三井のニュース・リリースから引用)
この船は、メタノール及び重油の2元燃料に対応可能な低速ディーゼルエンジンを搭載している。メタノールは硫黄酸化物(SOx)や窒素酸化物(NOx)の排出量を低減できる。この船にはバラスト水処理装置を先行搭載、プロペラ前後に省エネ付加物を採用しているのが特徴だ。カナダのウューターフロント・シッピィング・カンパニー(WFS)向けに長期定期貸船される。WFSは、世界最大規模のメタノール輸送会社であり、北米、太平洋地域、欧州、ラテンアメリカを中心に化学品や石油製品の安定輸送を行っているという。