丸紅と住友商事は14日、米ニュージャージー州・ウェストデプトフォード発電所で、天然ガス焚き火力発電所の運営に出資参画すると発表した。丸紅と住友商事は、米電源ディベロッパーのLS パワー・グループから、この発電所を保有するウェストデプトフォード・エナジー・ホールディングスの株式をそれぞれ35%、10%取得し、LSパワーとともに運営を担う。(地図は両社のプレス・リリースから引用)
ウェストデプトフォード発電所は、発電容量751メガワット(MW)の天然ガス焚き火力発電設備で、2014年11月の商業運転を開始以来、北米最大の電力卸売市場であるPJM(ペンシルベニア・ニュージャージー・メリーランド)を通じて、米北東部に電力を供給している。米国では石炭火力発電所・原子力発電所の退役による電力供給源の減少が懸念されている。ウェストデプトフォード発電所は、最新鋭の電源として米北東部の電力安定供給に貢献するとされる。