日本郵船は6日、仏エンジー、三菱商事とともに「Gas4Sea」を立ち上げ、船舶向け液化天然ガス(LNG)燃料の供給・販売事業を開始すると発表した。同日、ドイツのハンブルグで共同記者会見を開催し、明らかにした。(写真は日本郵船のニュース・リリースから引用)
LNGは重油に比べて環境負荷物質の排出量の大幅な削減が可能なため、厳格化される船舶に対する排出ガス規制への有力な対応策とされる。日本郵船は2014年、エンジー、三菱商事との間でLNG燃料供給事業の全世界的な市場開拓に関する基本合意書を締結。この合意を受け、3社は2016年中に世界初となる新造のLNG燃料供給船を利用し、ベルギー・ジーブルージュ港を拠点としたLNG燃料供給・販売事業をスタートするという。