JX石油開発は16日、同社の100%出資する英法人「JX Nippon Exploration & Production (U.K.) Limited」が、英国北海の鉱区に位置するカリーンガス田について保有する権益のうち16%を、事業パートナーであるブリトイル(英BP子会社)に売却したと発表した。売却後のJX石油開発の保有権益比率は約18%になる。売却額は明らかにしていない。
カリーンガス田は、オペレーターのマースク・オイル・ノース・シーとパートナー企業によって、2008年に発見された高温高圧下にあるガス田で、2015年8月に英国政府によって開発計画が承認され、2019年に生産開始を予定している。
JX石油開発は、低迷する油価の下、収益の改善を図るため事業の選択と集中によるポートフォリオの抜本的な見直しと、投資規模の最適化に取り組み、今回の権益の一部売却はその一環としている。