イスラエルの地中海沖合で開発が進む、巨大天然ガス田「リバイアサン」を巡り、ロシアの動きが注目されている。国営ガスプロムが権益30%を取得する交渉を開発企業としている事実がこのほど、判明した。ロシアはかつて「リバイアサン」に近接する大規模天然ガス田「タマル」から産出される天然ガスを液化して輸入する覚書(MOU)をイスラエルのデレク・グループと米ノーブル・エナジーと締結したものの、イスラエル当局から認可を得られなかった経緯がある。一方、イスラエル沖合の天然ガス開発では、先行する米企業に加え、中国勢の進出も目立つ。今後の展開次第で、米中露3国の権益争奪戦が激化するだけにととまらず、エネルギー安全保障上の「新たなゲームの始まり」との懸念も浮上してきた・・・・・
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