カタールのドーハで17日、サウジアラビアやロシアなど主要産油国による会合が開催される予定だ。原油相場はこのところ、この会合で産油国が増産凍結に合意するとの期待感から、回復基調を辿っている。
14日、指標のWTI(ウェスト・テキサス・インターメディエート)5月限(期近物)が前日比26セント安の1バレルあたり41.50ドル、北海ブレント原油6月限が同34セント安の43.84ドルと、それぞれ下落したものの、依然、40ドル台を維持している。
東京時間15日午後の時間外取引の段階でも、ほぼ同水準で推移している。ただ、産油各国が増産凍結に合意したとしても、足元の原油需給の緩みから相場に及ぼす影響は小さいとの見方が一般的だ。