米カリフォルニア州の大手運送会社チェロキー・フライト・ラインズは7月10日、保有するトラック全200車に、ネステ(フィンランド)の再生可能ディーゼル「MY Renewable Diesel」を使用すると発表した。チェロキーは、2017年2月から「MY Renewable Diesel」のテスト走行を実施していた。

英国政府は7月4日、ランザテックやヴァージン・アトランティックなどが計画する、アルコールからジェット燃料を製造するATJプラントの建設プロジェクトに、41万ポンドを助成すると発表した。商業化規模のプラントを、英国に建設する予定という。

英国政府は7月9日、超低公害車の普及促進に向けた新政策を発表した。それによると、2030年までに自動車の新車販売台数の50%以上(バンは40%以上)を電気自動車(EV)などの超低公害車とする方針を発表した。英政府は世界に先駆けて、EVの普及を支援すると表明済みだ。

米国のバイオ燃料の業界団体である「グロースエナジー」(本部:ワシントン)は7月9日、エタノールを15%配合した「E15」ガソリンによる総走行距離が50億マイルに達したと発表した。気温が高くなる夏季には、蒸気圧基準によって、E15の使用は、燃料組成や車種が制限されるとしている。

米合成燃料会社のグレイロックと、国立再生可能エネルギー研究所(NREL)は7月10日、フレアガスから合成燃料を直接生産するプロセスの、温室効果ガス(GHG)・環境汚染物質排出量を評価したと発表した。エンジン性能の向上・燃費改善効果が認められたという。