英国政府は4月13日、今後15年以内に持続・再生可能燃料の使用量を倍増させ、ディーゼルの輸入を減らす方針を発表した。そのため、再生可能輸送燃料義務(RTFO)を改訂し、32年までに再生可能燃料の利用率を最低12.4%にするとしている。
英BPは4月16日、低炭素化に向けた報告書「Advancing the Energy Transition」を公表した。各事業分野における温室効果ガス(GHG)の排出削減につながる製品、低炭素化を促す事業創出などを紹介している。
米エクソンモービルは4月17日、国際海事機関(IMO)の2020年の発効基準に基づく低硫黄(0.5%以下)船舶燃料の供給地域を発表した。それによると、供給地域は北西ヨーロッパ、地中海、シンガポール。同社は今後、追加の供給地域を発表する予定という。
仏エア・リキードは4月17日、独コベストロと同社がベルギーのアントワープに所有するポリマープラントに水素を供給する契約に調印したと発表した。エア・リキードは水素プラントの建設に8,000万ユーロを投資する。2020年の稼働を予定する。
仏バイオ燃料会社のグローバル・バイオエナジーズ(GB)は4月17日、オランダのSkyNRGとバイオイソブデンから再生可能ジェット燃料(SAF)を生産するプロセスの商業化で提携することに合意したと発表した。SkyNRGは、SAFの供給で知られているという。
イタリア炭化水素公社(ENI)は4月18日、国内で4年間に70億ユーロを投資すると発表した。工場跡地などを利用してソーラー発電施設を建設するほか、二酸化炭素(CO2)排出量削減対策に10億ユーロを投資する計画という。また、ベニス・ジェーラ製油所をバイオリファイナリーに転換することで、2021年までにバイオディーゼル100万トン/年を生産する計画も明らかにした。