大手タイヤメーカーのグッドイヤー・タイヤ&ゴムは8月30日、大豆油由来のタイヤゴム配合材料で温度特性を改善していると発表した。グッドイヤーは現在、大豆生産者の団体である全米大豆基金財団(USB)と共同プロジェクトを進めているという。
また、米バイオマス評議会をはじめとするバイオ燃料事業者の4団体が8月末、米環境保護庁(EPA)に対し、再生可能燃料基準(RFS)の2018年分の先進バイオ燃料・バイオガス供給量の基準値引き上げを求めた文書を提出したと発表した。この中、4団体は先進セルロース系バイオ燃料がRFS政策に寄与すると強調した。
米カリフォルニア州大気資源局(CARB)は8月23日、米リニューワブル・エナジー・グループ(REG)が、加州低炭素燃料基準(LCFS)に準拠したトウモロコシ油や大豆油などを原料とする再生可能ディーゼル製法5件を申請したと発表した。
さらに、米アメティス(本社:カリフォルニア州クバチーノ)は今夏、セルロース系エタノールの実証プラントが完成し、果樹園の廃棄物からエタノールの製造に成功したと発表した。
このほか、米イリノイ大学は8月25日、英バーミンガム大学、デンマークのオーフス大学の3大学で構成される研究チームが、藻類バイオ原油の精製触媒を開発し、専門誌に掲載されたと発表した。