米ネクスト・ディケードは7月19日、アイルランドのポート・オブ・コークと共同で液化天然ガス(LNG)輸入ターミナルを建設することに合意したと発表した。米テキサス州南部で浮体式貯蔵・再ガス化施設(FRSU)を建設するという。LNGはリオ・グランデ輸出プロジェクトから供給される予定だ。
米独立系のテソロ・コーポレーションは7月18日、メキシコ国営ペメックスと同国内での燃料ターミナルや輸送事業で合意したと発表した。テソロは今後、ソノラ、バハ・カリフォルニア両州に輸送用の燃料を供給する見通し。テソロは8月1日からエンデバー(Andeavor)に社名変更した。
米プレーンズ・オール・アメリカン・パイプライン(PAA)は7月18日、デラウェア・ベースン・トゥ・クッシング原油パイプラインの拡張プロジェクトに関連し、入札を締め切ったと発表。拡張計画によって日量12万バレルを増強するとしている。
他方、米エンタープライズ・プロダクツとナビゲーター・ホールディングスは7月12日、ヒューストン港内にあるエチレン輸出ターミナルを共同で建設することに合意したと発表した。エンタープライズがターミナル建設や運営などを請け負う。
ところで、資産売却に関するニュースも伝わる。米ハルコン・リソーシズは7月11日、米ノースダコタ州ウィリストン盆地のシェール資産を数カ月以内に14億ドルで売却する意向であることを明らかにした。売却する資産の生産量は日量約2万9,000バレル(原油換算)で、ハルコンは売却益を負債削減に充当するとしている。また、『ロイター通信』などによると、ハルコンはウィリストン盆地に保有する資産を売却する一方、米テキサス州西部のデラウェア盆地の開発に経営資源を集中するという。
このほか、米QEPリソーシズは7月24日、米ワイオミング州サブレット郡に保有するピインネデール・アンティックライン天然ガス鉱区をオークリッジ・ナチュラル・リソーシズの子会社に7億4,000万ドルで売却することに合意したと発表した。QEPは売却益を負債削減に充てるとともに、今後の投資資金を調達する目的で資産売却に至ったと説明した。