米国シェール企業の2016年第4四半期、及び2016年通期の決算発表が始まった。今回リム総研が調査対象とした11社では、原油価格の上昇と新規投資の抑制で、前年対比で当期損失額は大幅に縮小したものの、通期で黒字を確保した企業はなかった。また、第4四半期ベースで黒字を確保したのは、デボン・エナジーとシマレックス・エナジーの2社だけだった。シェール企業の決算発表の3分の1が終了したが、調査対象企業のうち未発表を除く10社平均からみると、2017年の新規投資を前年対比で約52%近く(10社平均)増額するとしている。しかし、2016年の新規投資額の水準が極めて低かったことを考えると、2017年の投資額が増額されても生産量の急拡大に直結するものではないと考察される・・・。(イラストはイメージ)

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