ドナルド・トランプ氏(写真)が1月20日、米国の第45代大統領に就任した。これまで過激な言動を繰り返してきた同氏だが、我々はトランプ発言の真意を読み損ねていたのかもしれない。「イラン核合意を破棄する」というのもその一つだ。トランプ氏の発言を中東政策の軽視や孤立主義といった内向きの発想と捉えるのではなく、米国が「イラン封じ」を利用し、世界のエネルギー覇権を握る国家戦略の筋書きと捉えるべきだろう。ただ、覇権掌握につながるかは甚だ疑問だ。
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