東芝は25日、インド現地法人の東芝電力流通システム・インド(TTDI)が、ケニア電力電灯会社(KPLC)と、送配電網における電力損失を低減し、電力の安定供給を実現するとともに環境に配慮した製品の導入に向けて検討を開始することに合意し、覚書を締結したと発表した。
今回の合意によって、両社は、TTDIが提供する配電電力の損失低減に優れたアモルファス金属を使用した配電用変圧器、固定絶縁型開閉装置(SIS)、二酸化炭素(CO2)ガス絶縁型配電用変圧器をケニアに設置し、各機器の導入に向けた検討を行うとした。ケニアでは経済成長により急激に電力需要が拡大する一方、送配電網の整備の遅れで、電力普及率は56%程度とされる。