商船三井は22日、子会社のLakler S.Aがウルグアイ・ガスサヤゴの主導する同国モンテビデオ港内の液化天然ガス(LNG)受け入れ基地プロジェクトに関し、同社との間で浮体式LNG貯蔵再ガス設備(FSRU)1隻の長期定期用船契約を近く調印すると発表した。このほど、当地で調印式を実施、ウルグアイ大統領の承認を経て発効する予定という。契約額は明らかにしていない。(写真は建造中のFSRU。商船三井のニュース・リリースから引用)
FSRUは洋上でLNGを再気化し、陸上パイプラインへ高圧ガスを送出する能力を持つ。今回のプロジェクトに投入されるFSRUは、世界最大のLNG貯蔵容量(26万3,000立方メートル)を備え、ウルグアイや近隣国にガス供給する。現在、韓国の大宇造船海洋が建造中。竣工後にウルグアイに回航され、2018年前半から20年間の用船を予定している。