東京ガスは21日、同社の100%出資子会社である東京ガスアメリカを通じて、バーテックス社グループが米テキサス州南部ウェブ郡とラサール郡に保有するイーグルフォード・シェール層などにおけるシェールガス開発事業の権益を取得したと発表した。東京ガスが米国でシェールガス開発事業の権益を取得するのは、バーネット堆積盆におけるシェールガス開発事業に続き2件目となる。(地図は東京ガスのニュースリリースから引用)

取得した権益は、バーテックス社がルイスエナジーグループ(オペレーター)と英BPの米国子会社との共同事業で保有していた権益25%。東京ガスアメリカが、子会社としてTGイーグルフォードリソーシズ(TGER)を設立し、ここを通じて権益を取得した。支出額は最大で約80億円、TGER持ち分のガス生産量は、液化天然ガス(LNG)換算で約20万トン/年(20年平均)と見込み、生産するガスは今後、米国内市場に販売する計画としている。